山王帽子山・・・トレースなく深雪で早々に登頂を諦めてスノーハイク [山歩き]
2019年1月19(土) 快晴
山王帽子山 (さんのうぼうしやま;2077m):栃木県日光市
山王帽子山(左)と太郎山(右)(光徳駐車場南光徳沼東の道路から)
今年初登山の社山から見えた山王帽子山。雪山登山を始めて2シーズン目の10年前(2009年)の2月中旬に登ったことがあります。久しぶりに登ってみたくなって快晴の天気予報のこの日に出かけました。
登山コースと時間
光徳駐車場(9:35)→湯元光徳線歩道(登山道)→山王峠(11:30)→太郎山登山口(11:50-12:00)→標高1750m付近で退却→太郎山登山口(12:15-20)→山王林道→光徳駐車場(13:40)
戦場ヶ原東の道路(雪は少ない)
光徳駐車場への道
光徳駐車場南から山王帽子山と太郎山 → 一枚目の写真
光徳駐車場(左)からスタート(光徳牧場方向から振り返り見る)
湯元光徳線歩道入口(登山口)
登山道は踏み跡に雪が積もった状態で、靴の甲から踝くらいの雪の深さで、時々踏み跡を外すと膝下くらいの深さ。
クロスカントリースキーの跡を辿って
トレースのない登山道(踝から膝下くらいの雪の深さ。)
途中から登山道に鹿の足跡。これを辿って行きます。
鹿の足跡の残る登山道を行く
途中のやや急になった所で靴が滑るようになったのでアイゼンを装着。
綺麗なダケカンバとシラカバの林(鹿の足跡は続く)
このあとカラマツとコメツガ?の林を緩やかに登り、続いてやや急な登りとなり視界の開けた平坦地に到着すると山王峠と書かれた標柱あり。標柱手前の登りは雪が深くなっていて、膝下から膝上のラッセル。
山王峠の標柱
(山地図で「山王見晴し」と書かれた場所かと思います。)
ここからは北側の涸沼側から風が吹いてきていて、このあたりは雪の吹き溜まりとなっているようで、この標柱から山王林道まで300mとありますが、登山道も全く分からず、それらしい方向に進みますが、雪が深くやはり膝下から膝上のラッセル。
膝上下ラッセルの跡を振り返る
300m歩くのに10分かかって、ややバテてしまいました。
山王林道に出ると北側正面に於呂倶羅山
於呂倶羅山は標高2020mで来年の西暦標高の山です。はっきりした登山道はないものの藪山愛好家には登られているようで、来年には人気の山になるかもしれません。
ちなみに、今年の西暦標高2019mの山はないようで、来年の標高2020mの山は、
剣ヶ峰山(武尊山)、
老ノ倉山(長野県高山村)、
緑岳(大雪山系)。
山ではありませんが鬼怒沼(奥鬼怒)も標高2020mです。
林道を少し下って太郎山登山口へ。
太郎山登山口
休憩のあと登山道に入るとトレースはなく、登山道も明瞭ではありません。
トレースなく登山道も不明瞭
膝下、膝上のラッセルが続き、少し進んで3回くらい股下まで踏み抜くことがあったので、太郎山登山口まで時間がかかったこともあり、これ以上進むのを諦めて引き返すことにしました。
引き返し地点(標高1750m付近、まだ登り始めなのですが・・・。)
太郎山登山口で小休憩して、山王林道を下ることにして、ゆっくり下って行きました。
途中の林道から男体山
クロスカントリースキーの跡の続く下りの道(正面は外山あたり)
振り返り見る太郎山
山王林道はだいたい靴の甲から踝くらいの雪の深さですが、雪の吹き溜まりが3、4か所あり、そこは膝下くらいの深さでした。
吹き溜まり部を歩いた跡
山王帽子山と太郎山
光徳駐車場が近くなると。道路の左手の林間にクロスカントリーのスキーヤーが目立つようになりました。
日光アストリアホテルでクロスカントリースキーのコースを作っており、スキーを楽しむ人が多いようです。
山王林道ゲートを通って光徳駐車場に帰着。
山王林道ゲートを振り返り見る
早々に退却したことで時間があったので、腰痛も治らないこともあり、湯元温泉に行くことにしました。
途中、湯ノ湖南岸の道路脇の駐車スペースからは、凍結した湯ノ湖とその奥の山々が綺麗に見えていました。
凍結した湯ノ湖と中央やや左奥に真っ白な金精山
湯元温泉の「おおるり山荘」で立ち寄り入浴(500円)して、ゆっくり温まって帰路へ。
風も弱い快晴の絶好の山日和でしたが、この時期あまり登山者のいない山は雪が締まっていないので、今年は雪が少ないとはいえ、登山道は深雪となっており、スノーシューやワカンがないと登れませんね。
出発が遅くなったことと深雪対策は考えていなかったので、早々に登頂を諦めることになり、残念でしたが、緩やかな登りや下りの道での、真っ白な雪と青空、ダケカンバやシラカバの林が綺麗で、所々から見える男体山、太郎山等の山々も青空に聳えて綺麗で、トレーニングとしてのスノーハイクを楽しんだこととなりました。
今回山頂まで行けなかったので、10年前の山頂からの写真です。
2009年2月15日 山王帽子山 山頂から
(左に男体山、中央やや右の枯木の右が社山、左は半月山。手前に中禅寺湖と戦場ヶ原)
この時は、北西から北側の奥鬼怒の山々の奥に、真っ白な燧ケ岳、至仏山、会津駒ヶ岳も見えていました。
GPSトラック
(この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものである。(承認番号 平29情複、 第1607号))
山王帽子山 (さんのうぼうしやま;2077m):栃木県日光市
山王帽子山(左)と太郎山(右)(光徳駐車場南光徳沼東の道路から)
今年初登山の社山から見えた山王帽子山。雪山登山を始めて2シーズン目の10年前(2009年)の2月中旬に登ったことがあります。久しぶりに登ってみたくなって快晴の天気予報のこの日に出かけました。
登山コースと時間
光徳駐車場(9:35)→湯元光徳線歩道(登山道)→山王峠(11:30)→太郎山登山口(11:50-12:00)→標高1750m付近で退却→太郎山登山口(12:15-20)→山王林道→光徳駐車場(13:40)
戦場ヶ原東の道路(雪は少ない)
光徳駐車場への道
光徳駐車場南から山王帽子山と太郎山 → 一枚目の写真
光徳駐車場(左)からスタート(光徳牧場方向から振り返り見る)
湯元光徳線歩道入口(登山口)
登山道は踏み跡に雪が積もった状態で、靴の甲から踝くらいの雪の深さで、時々踏み跡を外すと膝下くらいの深さ。
クロスカントリースキーの跡を辿って
トレースのない登山道(踝から膝下くらいの雪の深さ。)
途中から登山道に鹿の足跡。これを辿って行きます。
鹿の足跡の残る登山道を行く
途中のやや急になった所で靴が滑るようになったのでアイゼンを装着。
綺麗なダケカンバとシラカバの林(鹿の足跡は続く)
このあとカラマツとコメツガ?の林を緩やかに登り、続いてやや急な登りとなり視界の開けた平坦地に到着すると山王峠と書かれた標柱あり。標柱手前の登りは雪が深くなっていて、膝下から膝上のラッセル。
山王峠の標柱
(山地図で「山王見晴し」と書かれた場所かと思います。)
ここからは北側の涸沼側から風が吹いてきていて、このあたりは雪の吹き溜まりとなっているようで、この標柱から山王林道まで300mとありますが、登山道も全く分からず、それらしい方向に進みますが、雪が深くやはり膝下から膝上のラッセル。
膝上下ラッセルの跡を振り返る
300m歩くのに10分かかって、ややバテてしまいました。
山王林道に出ると北側正面に於呂倶羅山
於呂倶羅山は標高2020mで来年の西暦標高の山です。はっきりした登山道はないものの藪山愛好家には登られているようで、来年には人気の山になるかもしれません。
ちなみに、今年の西暦標高2019mの山はないようで、来年の標高2020mの山は、
剣ヶ峰山(武尊山)、
老ノ倉山(長野県高山村)、
緑岳(大雪山系)。
山ではありませんが鬼怒沼(奥鬼怒)も標高2020mです。
林道を少し下って太郎山登山口へ。
太郎山登山口
休憩のあと登山道に入るとトレースはなく、登山道も明瞭ではありません。
トレースなく登山道も不明瞭
膝下、膝上のラッセルが続き、少し進んで3回くらい股下まで踏み抜くことがあったので、太郎山登山口まで時間がかかったこともあり、これ以上進むのを諦めて引き返すことにしました。
引き返し地点(標高1750m付近、まだ登り始めなのですが・・・。)
太郎山登山口で小休憩して、山王林道を下ることにして、ゆっくり下って行きました。
途中の林道から男体山
クロスカントリースキーの跡の続く下りの道(正面は外山あたり)
振り返り見る太郎山
山王林道はだいたい靴の甲から踝くらいの雪の深さですが、雪の吹き溜まりが3、4か所あり、そこは膝下くらいの深さでした。
吹き溜まり部を歩いた跡
山王帽子山と太郎山
光徳駐車場が近くなると。道路の左手の林間にクロスカントリーのスキーヤーが目立つようになりました。
日光アストリアホテルでクロスカントリースキーのコースを作っており、スキーを楽しむ人が多いようです。
山王林道ゲートを通って光徳駐車場に帰着。
山王林道ゲートを振り返り見る
早々に退却したことで時間があったので、腰痛も治らないこともあり、湯元温泉に行くことにしました。
途中、湯ノ湖南岸の道路脇の駐車スペースからは、凍結した湯ノ湖とその奥の山々が綺麗に見えていました。
凍結した湯ノ湖と中央やや左奥に真っ白な金精山
湯元温泉の「おおるり山荘」で立ち寄り入浴(500円)して、ゆっくり温まって帰路へ。
風も弱い快晴の絶好の山日和でしたが、この時期あまり登山者のいない山は雪が締まっていないので、今年は雪が少ないとはいえ、登山道は深雪となっており、スノーシューやワカンがないと登れませんね。
出発が遅くなったことと深雪対策は考えていなかったので、早々に登頂を諦めることになり、残念でしたが、緩やかな登りや下りの道での、真っ白な雪と青空、ダケカンバやシラカバの林が綺麗で、所々から見える男体山、太郎山等の山々も青空に聳えて綺麗で、トレーニングとしてのスノーハイクを楽しんだこととなりました。
今回山頂まで行けなかったので、10年前の山頂からの写真です。
2009年2月15日 山王帽子山 山頂から
(左に男体山、中央やや右の枯木の右が社山、左は半月山。手前に中禅寺湖と戦場ヶ原)
この時は、北西から北側の奥鬼怒の山々の奥に、真っ白な燧ケ岳、至仏山、会津駒ヶ岳も見えていました。
GPSトラック
(この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものである。(承認番号 平29情複、 第1607号))
2019-01-24 14:07
nice!(15)
コメント(4)
こんにちは^^
戦場ヶ原は夏と秋しか歩いた事がなくて、こういう雪景色は
とても新鮮です♪
真っ青な空が気持ち良いですね。
今回はだいぶ歩かれたようですね。春になれば更にもっと楽しまれることでしょう(^^)
by いろは (2019-01-24 14:57)
記事を拝見すると、これだけ雪の中を歩くことが出来るのは順調のようですね。スノーハイクを楽しまれたようで、今年は雪に無縁な私にうらやましい限りです。登山後の温泉はいい癒しになりますね。!(^^)!
by Jetstream (2019-01-24 20:19)
こんな雪原は、ヒイヒイ(笑)歩くより
ダイブしたりゴロゴロしたりが
絶対、楽しそうですね。(^^)
by nousagi (2019-01-25 20:52)
いろはさん、こんばんは。
絶好の天気で、雪景色と青空、綺麗な落葉したダケカンバ・シラカバの林の風景を楽しみました。。
風もほとんどなく、誰にも会わなくて気持ちの良い静かなスノーハイクでしたね。
早々に退却したのでGPSによる歩行距離は6.9kmでした。
光徳周辺は、日光アストリアホテル泊で冬の日光のアクティビティーを楽しむ人も多いようでした。
Jetstreamさん
山頂までの標高差の半分の所でのgive upでした。(笑)
登りの道は緩やかな道がほとんどでしたが、やはりトレースがない雪道は歩きにくかったですね。
腰痛もまだあるので、次も温泉に入れる山に登りたいです。
nousagiさん
登りは雪原をヒイヒイと歩くことになりましたが、下りは天気が良くて気持ちが良かったですね。
だいたい30~40cmくらいの積雪なので、吹き溜まり以外はダイブすると痛いです。(笑)
今年は雪が少ないようですが、今夜あたり降る雪で日光周辺も白銀の世界になるでしょうか。
by ヴェール (2019-01-25 22:02)