赤城山(黒檜山・駒ヶ岳)・・・新年初山歩き、クリスタルの森と好展望の下り [山歩き]
2018年1月6日(土) 晴れ
赤城山
黒檜山 (くろびやま、1827.7m): 群馬県沼田市・桐生市
駒ヶ岳 (こまがたけ、1685m) : 群馬県前橋市・桐生市
新年の初山歩きとして雪の赤城山(黒檜山・駒ヶ岳)に登ってきました。
黒檜山・駒ヶ岳登山は今回が5回目、これまで冬季に2回と春と秋に1回ずつ登っています。
前回は2014年の1月3日新年の初山歩きで、快晴の暖かい日で山頂からは北アルプスも見えるほどの大展望を楽しみました。
これまでの4回はいずれもおのこ駐車場からの反時計回りで、今回は時計回りでおのこ駐車場から車道を北に歩いて黒檜岳登山口から登るコースとしました。
赤城山(黒檜山)山頂
登山コースと時間
大洞おのこ駐車場(10:05)→黒檜山登山口(10:25-35)→黒檜山(12:10-40)→大ダルミ(13:05)→駒ケ岳(13:20-25)→駒ケ岳登山口(14:05)→大洞おのこ駐車場(14:07)
家を出るのがやや遅くなって、9時半に大洞おのこ駐車場に到着。赤城道路(県道4号線)は標高900m付近からずっと雪道となり所々アイスバーンの道となっているので、慎重に運転して登ります。大沼手前の道路横の温度標識は、-7℃となっていました。
おのこ駐車場からウォーミングアップを兼ねてゆっくりと大沼沿いの道路を歩いて黒檜山登山口へ。登山口では6,7人がアイゼンを付けて登山準備をしていたので、私もここでアイゼンを装着して、登山開始。
大洞おのこ駐車場から黒檜山方向を見る(上部は雪雲)
大沼と赤城神社
黒檜山登山口
登山口から急登が続きますが、少し登って標高1500m付近の手前から、周囲の木々に霧氷が見られるようになり霧氷の林の中を登って行きます。上部も晴れてきて青空が見えてきました。
霧氷の木々
少し登ると右手が開けた所(標高1600m付近?)に出て、眼下に大沼、正面に地蔵岳が見えます。地蔵岳の左斜面の中程の奥に、山頂に雲の懸った富士山が薄っすらと見えています。
大沼と地蔵岳、地蔵岳の左奥に薄っすらと富士山
富士山のアップ
この場所から上を見ると、小さな谷を挟んで右手の山も真っ白な霧氷の森。
真っ白な霧氷の森
同上
霧氷の森を行く(まだ続く急登)
同上(やや傾斜が緩やかになって)
途中で振り返ると霧氷の枝の間から浅間山が見えていました。
霧氷の枝の間から浅間山
霧氷の森を行く(駒ヶ岳方向への分岐の少し手前)
綺麗な霧氷はクリスタルのように輝いて、クリスタルの森のようです。
ゆっくりと霧氷の森を楽しみながら登って分岐から山頂方向へ。山頂は登山者で賑わっています。すぐに絶景ポイントへ。
山頂
山頂標識 → 一枚目の写真
山頂北の絶景ポイント
絶景ポイントでは、低木はエビの尻尾で覆われており、風がやや強く寒いです。右手(北東)に足尾と日光方面の山が見えています。
足尾・日光の山のややアップ
(右に袈裟丸山、中央奥に雲の懸る男体山、左は皇海山)
北や、谷川連峰のある北西方向は麓まで雲に覆われて全く見えません。
西方向の鈴ヶ岳の向こうには浅間山が薄らと見えていました。
鈴ヶ岳の向こうに薄らと浅間山
展望はあまり良くなくて風が強く寒いので、引き返して樹林で囲まれた山頂に戻ります。
山頂への戻りの道では、東に遠く筑波山が雲の上から頭を覗かせて薄っすらと見えていました。
絶景ポイントから山頂への戻りの道
山頂に戻って、風が遮られる低木のそばに座って昼食。風で木々の霧氷の破片や雪が飛んできて、ウエアーやザック、食べ物やコップの飲み物にも落ちてきます。
早々に昼食を摂り、下山開始。
分岐からすぐの黒檜山大神からも好展望。
黒檜山大神
小沼の先に富士山が見えています。
黒檜山大神から小沼と富士山(中央やや右奥に薄っすらと)
富士山のアップ
(手前左が雲取山、右が飛龍山・・・登りで地蔵岳の左に見えたアップの写真も同じ。)
急な斜面を下って大タルミへ。
大タルミへの下りの途中からの眺め
(右に地蔵岳、左に駒ヶ岳、右中央に大沼、中央やや上に小さく小沼)
下ってきた道を振り返る
大タルミから駒ケ岳を経て展望を楽しみながら下り、駒ヶ岳登山口へ。
駒ヶ岳
雪庇の横の道
再び小沼と富士山を見ながらの下り
下り途中の2か所ある急な鉄階段ではステップが雪で埋まっていない所が多く、アイゼンでは歩きにくくて手すりを掴みながら慎重に下りました。
上部の鉄階段
黒檜岳登山口からは急登が続き、苦しい登りでしたが、途中から周囲一面が綺麗な霧氷の森となり、霧氷や展望を楽しみながらの登りとなりました。
絶景ポイントからの展望はあまり良くありませんでしたが、下山の道では、周囲の山々や小沼、富士山を眺めながら歩くことができて、新年の山歩きに相応しい雪山歩きとなりました。
今回初めて時計回りでの周回でしたが、時計回りの方が下りの展望を楽しめることが分りました。
前回(2014/1/3)の記事(穏やかな快晴で大展望)
http://vert-yama.blog.so-net.ne.jp/2014-01-05
前回(同上) 赤城山からの大展望
http://vert-yama.blog.so-net.ne.jp/2014-01-15
前回大展望の写真をアップしていますが、これまでに赤城山(黒檜山)の展望図をアップしていなかったので次回アップします。
赤城山
黒檜山 (くろびやま、1827.7m): 群馬県沼田市・桐生市
駒ヶ岳 (こまがたけ、1685m) : 群馬県前橋市・桐生市
新年の初山歩きとして雪の赤城山(黒檜山・駒ヶ岳)に登ってきました。
黒檜山・駒ヶ岳登山は今回が5回目、これまで冬季に2回と春と秋に1回ずつ登っています。
前回は2014年の1月3日新年の初山歩きで、快晴の暖かい日で山頂からは北アルプスも見えるほどの大展望を楽しみました。
これまでの4回はいずれもおのこ駐車場からの反時計回りで、今回は時計回りでおのこ駐車場から車道を北に歩いて黒檜岳登山口から登るコースとしました。
赤城山(黒檜山)山頂
登山コースと時間
大洞おのこ駐車場(10:05)→黒檜山登山口(10:25-35)→黒檜山(12:10-40)→大ダルミ(13:05)→駒ケ岳(13:20-25)→駒ケ岳登山口(14:05)→大洞おのこ駐車場(14:07)
家を出るのがやや遅くなって、9時半に大洞おのこ駐車場に到着。赤城道路(県道4号線)は標高900m付近からずっと雪道となり所々アイスバーンの道となっているので、慎重に運転して登ります。大沼手前の道路横の温度標識は、-7℃となっていました。
おのこ駐車場からウォーミングアップを兼ねてゆっくりと大沼沿いの道路を歩いて黒檜山登山口へ。登山口では6,7人がアイゼンを付けて登山準備をしていたので、私もここでアイゼンを装着して、登山開始。
大洞おのこ駐車場から黒檜山方向を見る(上部は雪雲)
大沼と赤城神社
黒檜山登山口
登山口から急登が続きますが、少し登って標高1500m付近の手前から、周囲の木々に霧氷が見られるようになり霧氷の林の中を登って行きます。上部も晴れてきて青空が見えてきました。
霧氷の木々
少し登ると右手が開けた所(標高1600m付近?)に出て、眼下に大沼、正面に地蔵岳が見えます。地蔵岳の左斜面の中程の奥に、山頂に雲の懸った富士山が薄っすらと見えています。
大沼と地蔵岳、地蔵岳の左奥に薄っすらと富士山
富士山のアップ
この場所から上を見ると、小さな谷を挟んで右手の山も真っ白な霧氷の森。
真っ白な霧氷の森
同上
霧氷の森を行く(まだ続く急登)
同上(やや傾斜が緩やかになって)
途中で振り返ると霧氷の枝の間から浅間山が見えていました。
霧氷の枝の間から浅間山
霧氷の森を行く(駒ヶ岳方向への分岐の少し手前)
綺麗な霧氷はクリスタルのように輝いて、クリスタルの森のようです。
ゆっくりと霧氷の森を楽しみながら登って分岐から山頂方向へ。山頂は登山者で賑わっています。すぐに絶景ポイントへ。
山頂
山頂標識 → 一枚目の写真
山頂北の絶景ポイント
絶景ポイントでは、低木はエビの尻尾で覆われており、風がやや強く寒いです。右手(北東)に足尾と日光方面の山が見えています。
足尾・日光の山のややアップ
(右に袈裟丸山、中央奥に雲の懸る男体山、左は皇海山)
北や、谷川連峰のある北西方向は麓まで雲に覆われて全く見えません。
西方向の鈴ヶ岳の向こうには浅間山が薄らと見えていました。
鈴ヶ岳の向こうに薄らと浅間山
展望はあまり良くなくて風が強く寒いので、引き返して樹林で囲まれた山頂に戻ります。
山頂への戻りの道では、東に遠く筑波山が雲の上から頭を覗かせて薄っすらと見えていました。
絶景ポイントから山頂への戻りの道
山頂に戻って、風が遮られる低木のそばに座って昼食。風で木々の霧氷の破片や雪が飛んできて、ウエアーやザック、食べ物やコップの飲み物にも落ちてきます。
早々に昼食を摂り、下山開始。
分岐からすぐの黒檜山大神からも好展望。
黒檜山大神
小沼の先に富士山が見えています。
黒檜山大神から小沼と富士山(中央やや右奥に薄っすらと)
富士山のアップ
(手前左が雲取山、右が飛龍山・・・登りで地蔵岳の左に見えたアップの写真も同じ。)
急な斜面を下って大タルミへ。
大タルミへの下りの途中からの眺め
(右に地蔵岳、左に駒ヶ岳、右中央に大沼、中央やや上に小さく小沼)
下ってきた道を振り返る
大タルミから駒ケ岳を経て展望を楽しみながら下り、駒ヶ岳登山口へ。
駒ヶ岳
雪庇の横の道
再び小沼と富士山を見ながらの下り
下り途中の2か所ある急な鉄階段ではステップが雪で埋まっていない所が多く、アイゼンでは歩きにくくて手すりを掴みながら慎重に下りました。
上部の鉄階段
黒檜岳登山口からは急登が続き、苦しい登りでしたが、途中から周囲一面が綺麗な霧氷の森となり、霧氷や展望を楽しみながらの登りとなりました。
絶景ポイントからの展望はあまり良くありませんでしたが、下山の道では、周囲の山々や小沼、富士山を眺めながら歩くことができて、新年の山歩きに相応しい雪山歩きとなりました。
今回初めて時計回りでの周回でしたが、時計回りの方が下りの展望を楽しめることが分りました。
前回(2014/1/3)の記事(穏やかな快晴で大展望)
http://vert-yama.blog.so-net.ne.jp/2014-01-05
前回(同上) 赤城山からの大展望
http://vert-yama.blog.so-net.ne.jp/2014-01-15
前回大展望の写真をアップしていますが、これまでに赤城山(黒檜山)の展望図をアップしていなかったので次回アップします。
2018-01-09 00:19
nice!(17)
コメント(10)
おはようございます^^
ここは思い出に残る所です。結構雪が深いですよね。
鉄の階段歩きにくかったことがよぎります。手すりも冷たくって(><;
by mimimomo (2018-01-09 07:36)
おはようございます♪
赤城、下り不得意な私たちはいつもこのコースどりです。
積雪もずいぶん増えましたね^^
あの目の前に広がる一面の霧氷は言葉にできないほど美しいですもの。
雪のあるうちに再訪したいですヽ(^o^)丿
by よしころん (2018-01-09 08:13)
間違いなく霧氷が見られる山ですね。
わかっていても、つい二の足を踏んでしまいます。
見たい、寒い、今のところ、寒いが勝ってます。(^^;)
by nousagi (2018-01-09 17:35)
こんばんは^^
赤城山には主人が勤めていた会社の保養所があり、子供達を連れて、雪のある時期に2度ほど行きました。
大沼はすっかり凍っていて、歩いて渡りました。
霧氷の木々が美しいですね♪
頂上から眺める景色も素敵です!
by いろは (2018-01-09 18:27)
ヴェールさん、こんばんは!
今年もよろしくお願いします。
初山歩きの黒檜山・駒ヶ岳、ちょっと寒かったようですが、秀麗
富士などの眺望やクリスタルの森を楽しむことができ、良かった
ですね。
黒檜山途中での霧氷、本当に素晴らしいですよね。
駒ヶ岳先の雪庇がまだまだのようですが、これからでしょうね。
by のんびり夫婦の山遊び (2018-01-09 21:08)
mimimomoさん、こんばんは。
4年前の正月の方が雪は少し多かったようです。
今回は山頂からの展望は期待外れでしたが、素晴らしい霧氷の森を見ることができました。
鉄階段は傾斜が急で雪があると下りは歩きにくいですね。
黒檜山は雪山初級で、比較的登りやすいので、この時期天気がいいと大賑わいですね。
よしころんさん、こんばんは。
昨年11月の貴レポを拝見し、前回の大展望を思い出したこともあって年初は赤城山にと決めていました。
前回は、霧氷はほとんどなかったのですが、今回は本当に素晴らしい霧氷の森を見ることができました。特に青空を背景に輝く霧氷は美しいの一言ですね。
nousagiさん、こんばんは。
早春の黒檜山と厳冬の地蔵岳の貴レポ改めて拝見致しました。
地蔵岳の、ガラス細工のような鉄塔は本当に珍しい光景ですね。
『あっちもいいな~。』と書かれているので、今度はこちらへどうですか。
いろはさん、こんばんは。
凍った大沼を歩いて渡られたことがあるのですか。
当日は、氷上ワカサギ釣りをやっていなかったようなので、調べてみると本日(1/9)部分解禁になったようでした。
霧氷の森歩きは、長く続いて上部は青空が背景になって本当に美しいものでした。
のんびり夫婦の山遊びさん、こんばんは。
今年もよろしくお願い致します。
霧氷の森は期待していた以上に綺麗でした。
山頂と絶景ポイントは少し寒かったのですが、下りの稜線は暖かいくらいでした。
2015年2月の貴レポ改めて拝見し、素晴らしい快晴の日にお出かけで流石だな~と
思いました。雪庇もかなり張り出していたのですね。
by ヴェール (2018-01-09 23:34)
すばらしい霧氷ですね。一度、撮影に行きたいと思っていますが、寒さに勝てるかどうか、心配です。
by テリー (2018-01-11 14:37)
テリーさん
寒波到来であちこちで大雪のようですので、霧氷の見られる山も寒くて、
車でのアクセルも大変になりますね。
寒波が行って少し暖かい、天気のいい日に行くのがいいですね。
赤城山は霧氷の綺麗な上部へは急登が続いてシンドイです。(笑)
by ヴェール (2018-01-12 10:33)
訪問遅れてスイマセン。最近通知が表示されない?
いい初歩き、天気も展望もよく素晴らしいです。
私も時計まわりでした。雪の急登、いい汗をかかれたのでは。!(^^)!
by Jetstream (2018-01-24 16:29)
Jetstreamさん
天気が良くて霧氷も綺麗でいい初歩きでした。
これまで反時計回りだったのは、最初に見たガイドブック、昭文社『日本百名山を登る(上)』がそうだったからでした。
最初の急登は大変ですが、これからは時計回りです。(笑)
by ヴェール (2018-01-25 21:56)