茅ヶ岳・・・大展望の山頂 [山歩き]
2017年10月11日(水)晴れ
茅ヶ岳(1704m、二百名山): 山梨県北杜市・甲斐市
所属する会の山行で、展望抜群の山、深田久彌終焉の山である茅ヶ岳に登りました。
雨の多い今年の10月の中で、素晴らしい秋晴れの日になって、山頂からは眼前に雄大に連なる南アルプスの名峰群、富士山も雲の上から端麗な姿を覗かせており、感動的な眺めを満喫することができました。山頂付近では紅葉も綺麗で、印象深い山行となりました。
山頂から富士山
茅ヶ岳は、11年前の2006年12月10日に旅行社のツアーに参加して登っていますが、当時の写真はパソコンを変えた時の手違いで残っておらず、あまり記憶がありませんでした。
歩いたコースと時間
深田公園入口駐車場(8:15)→深田公園(8:20)→登山口(8:25)→女岩手前(9:45-55)→茅ヶ岳(11:15-12:00)→尾根道→深田公園入口駐車場(14:10)
高齢者の多い大人数(23名)のグループのため、ゆっくり歩いており、コースタイムよりかなり時間がかかっています。
駐車場から深田記念公園を見て、登山口から石混じりの林道を歩き、登山道になって少しで女岩手前に到着。
深田記念公園
(正面右の石碑の『百の頂に百の喜び』の写真は、石の表面が反射してうまく撮れておらず。残念。)
石混じりの林道
登山道横の大岩と大岩の上に根を張る大きな木
女岩は崩落の危険があるので7,8年前から通行不可となり立ち入り禁止で、手前から高巻き道となっています。
女岩手前
女岩の高巻き道
岩混じりの急な高巻きが終わり少し登って、急な斜面に続くジグザグ道を登って山頂から南西に伸びている稜線に出ました。
急斜面のジグザグの登り道
稜線に出る
稜線を少し登ると、深田久彌先生終焉之地碑がある場所です。
碑のそばには、花と「いいちこ」のワンカップが供えられていました。
深田久彌先生終焉之地碑
(合掌)
稜線上の紅葉
岩混じりの急な道を登り、少し開けた所から振り返ると正面に雲の上から上部を覗かせる綺麗な富士山
振り返り見る富士山
富士山のアップ
山頂下の紅葉の中の道
山頂 (中央やや左奥の山は、北東方向の金峰山(左)と北奥千丈岳(右))
山頂からは驚くほど素晴らしい展望。
南東方向に富士山 → 一枚目の写真
西から南西には南アルプスの名峰群
甲斐駒ヶ岳とアサヨ峰の右肩奥に仙丈ヶ岳
鳳凰三山と観音岳の右奥に北岳、左端奥に間ノ岳
北西方向に金ヶ岳と左に八ヶ岳連峰
(八ヶ岳の左奥に雲の中から時々、槍ヶ岳や穂高岳も見えていました。)
八ヶ岳
北東方向の金峰山と瑞牆山
金峰山
瑞牆山(左)と小川山(右)
展望を楽しむため長めの昼休憩をとって、登って来た道のすぐ西側にある南に下る尾根道を下りました。
尾根道の深田公園と千本桜の分岐
カエデ(オガラバナ?)の紅葉のグラデーション
トリカブト (この尾根道の下りではトリカブトかあちこちに沢山咲いていました。)
ウルシの紅葉
防火帯の尾根道
ゆっくり下って駐車場へ。下りの尾根道は、やや急な下りや岩のある箇所もありましたが、比較的歩きやすい道でした。
駐車場のすぐ横の木の上に沢山のアケビ (30個以上生っていました。)
茅ヶ岳は、夏は暑くて不向きとガイドブックに書かれているので、紅葉の季節や南アルプスの山々が冠雪する晩秋から初冬、ヤマザクラやツツジの咲く4~5月の登山がいいでしょうね。
最後に、深田久彌終焉の地に関連して、よく読んでいる本の中の記載とネット記事の紹介です。
『私事で恐縮だが、茅ヶ岳は私にとって、忘れることのできない山である。一九七一年三月の彼岸の中日、山頂直下で、あの『日本百名山』の深田久彌先生を眼前で失ったからだ。 六人の仲間とともに、女岩の鞍部で最後の休憩をとり、歩きだして五分足らず、先生は石につまずいたように、前のめりに倒れ、大きないびきをかきだされた。時に一一時二三分。あまりにもあっけなかった。 「先生、このあたり、五月になりますと、イワカガミがたくさん咲くんですよ」「それはきれいだろうネ」 これが先生の最後の言葉であった。』
山村正光著『富士を眺める山歩き』(2001年、毎日新聞社、134ページ)
『深田さんが茅ヶ岳で急逝されたとき、山村さんは藤島敏男、近藤恒雄さんほかとともに同行者の1人だった。茅ヶ岳は地元甲府近くの山ということで案内かたがたの同道だったが、深田さんが頂上のわずか下で倒れたときには救援を求めて山を駆け降り、お医者などを連れてまた登り返すなどの大活躍をした。このときの詳しくは、これまで山村さん自身が山岳雑誌などに何度か書いている。 また、藤島さんも、・・・』
「横山厚夫さんが語るロッジ山旅の山と峠 三峰山」 より
http://yamatabi.info/yokoyama7.html
次回は、茅ヶ岳山頂からの展望図と今回撮影した山々の写真を紹介致します。
茅ヶ岳(1704m、二百名山): 山梨県北杜市・甲斐市
所属する会の山行で、展望抜群の山、深田久彌終焉の山である茅ヶ岳に登りました。
雨の多い今年の10月の中で、素晴らしい秋晴れの日になって、山頂からは眼前に雄大に連なる南アルプスの名峰群、富士山も雲の上から端麗な姿を覗かせており、感動的な眺めを満喫することができました。山頂付近では紅葉も綺麗で、印象深い山行となりました。
山頂から富士山
茅ヶ岳は、11年前の2006年12月10日に旅行社のツアーに参加して登っていますが、当時の写真はパソコンを変えた時の手違いで残っておらず、あまり記憶がありませんでした。
歩いたコースと時間
深田公園入口駐車場(8:15)→深田公園(8:20)→登山口(8:25)→女岩手前(9:45-55)→茅ヶ岳(11:15-12:00)→尾根道→深田公園入口駐車場(14:10)
高齢者の多い大人数(23名)のグループのため、ゆっくり歩いており、コースタイムよりかなり時間がかかっています。
駐車場から深田記念公園を見て、登山口から石混じりの林道を歩き、登山道になって少しで女岩手前に到着。
深田記念公園
(正面右の石碑の『百の頂に百の喜び』の写真は、石の表面が反射してうまく撮れておらず。残念。)
石混じりの林道
登山道横の大岩と大岩の上に根を張る大きな木
女岩は崩落の危険があるので7,8年前から通行不可となり立ち入り禁止で、手前から高巻き道となっています。
女岩手前
女岩の高巻き道
岩混じりの急な高巻きが終わり少し登って、急な斜面に続くジグザグ道を登って山頂から南西に伸びている稜線に出ました。
急斜面のジグザグの登り道
稜線に出る
稜線を少し登ると、深田久彌先生終焉之地碑がある場所です。
碑のそばには、花と「いいちこ」のワンカップが供えられていました。
深田久彌先生終焉之地碑
(合掌)
稜線上の紅葉
岩混じりの急な道を登り、少し開けた所から振り返ると正面に雲の上から上部を覗かせる綺麗な富士山
振り返り見る富士山
富士山のアップ
山頂下の紅葉の中の道
山頂 (中央やや左奥の山は、北東方向の金峰山(左)と北奥千丈岳(右))
山頂からは驚くほど素晴らしい展望。
南東方向に富士山 → 一枚目の写真
西から南西には南アルプスの名峰群
甲斐駒ヶ岳とアサヨ峰の右肩奥に仙丈ヶ岳
鳳凰三山と観音岳の右奥に北岳、左端奥に間ノ岳
北西方向に金ヶ岳と左に八ヶ岳連峰
(八ヶ岳の左奥に雲の中から時々、槍ヶ岳や穂高岳も見えていました。)
八ヶ岳
北東方向の金峰山と瑞牆山
金峰山
瑞牆山(左)と小川山(右)
展望を楽しむため長めの昼休憩をとって、登って来た道のすぐ西側にある南に下る尾根道を下りました。
尾根道の深田公園と千本桜の分岐
カエデ(オガラバナ?)の紅葉のグラデーション
トリカブト (この尾根道の下りではトリカブトかあちこちに沢山咲いていました。)
ウルシの紅葉
防火帯の尾根道
ゆっくり下って駐車場へ。下りの尾根道は、やや急な下りや岩のある箇所もありましたが、比較的歩きやすい道でした。
駐車場のすぐ横の木の上に沢山のアケビ (30個以上生っていました。)
茅ヶ岳は、夏は暑くて不向きとガイドブックに書かれているので、紅葉の季節や南アルプスの山々が冠雪する晩秋から初冬、ヤマザクラやツツジの咲く4~5月の登山がいいでしょうね。
最後に、深田久彌終焉の地に関連して、よく読んでいる本の中の記載とネット記事の紹介です。
『私事で恐縮だが、茅ヶ岳は私にとって、忘れることのできない山である。一九七一年三月の彼岸の中日、山頂直下で、あの『日本百名山』の深田久彌先生を眼前で失ったからだ。 六人の仲間とともに、女岩の鞍部で最後の休憩をとり、歩きだして五分足らず、先生は石につまずいたように、前のめりに倒れ、大きないびきをかきだされた。時に一一時二三分。あまりにもあっけなかった。 「先生、このあたり、五月になりますと、イワカガミがたくさん咲くんですよ」「それはきれいだろうネ」 これが先生の最後の言葉であった。』
山村正光著『富士を眺める山歩き』(2001年、毎日新聞社、134ページ)
『深田さんが茅ヶ岳で急逝されたとき、山村さんは藤島敏男、近藤恒雄さんほかとともに同行者の1人だった。茅ヶ岳は地元甲府近くの山ということで案内かたがたの同道だったが、深田さんが頂上のわずか下で倒れたときには救援を求めて山を駆け降り、お医者などを連れてまた登り返すなどの大活躍をした。このときの詳しくは、これまで山村さん自身が山岳雑誌などに何度か書いている。 また、藤島さんも、・・・』
「横山厚夫さんが語るロッジ山旅の山と峠 三峰山」 より
http://yamatabi.info/yokoyama7.html
次回は、茅ヶ岳山頂からの展望図と今回撮影した山々の写真を紹介致します。
2017-10-22 17:31
nice!(10)
コメント(8)
こんにちは^^
お天気が良かったのですね~ わたくしは珍しくこのお山二度行っていますが、あまりお天気には恵まれませんでした。
by mimimomo (2017-10-23 14:36)
mimimomoさん、こんばんは。
今回は北アルプスは、はっきりとは見えなかったものの素晴らしい眺望でした。
前回(2006/12/10)のメモを見ると、鳳凰三山付近がはっきり見えていて、富士山は
時々雲の間から見える程度で、八ヶ岳や金峰山は雲がかかっていました。
やはり天気の良い日に行きたいですね。春の桜の季節もいいようですね。
by ヴェール (2017-10-23 23:25)
だいぶ昔で、たぶん体調が悪かったのか
山頂くらいしか覚えていませんが、
そんなに展望よかったですか。
また、新鮮な気持ちで登ってみたくなりました。
アケビがすごく美味しそうですね。(^^)
by nousagi (2017-10-24 17:48)
nousagiさん
天気が良ければ、眼前の鳳凰三山と甲斐駒は迫力を感じるほど大きく
見えますね。富士山も端麗な形で見えます。
12月上旬くらいまで雪はないことが多いようなので、素晴らしい展望を求めて登ってみて下さい。
アケビは3mくらいの高いところにあって取りにくいので沢山残っていたのでしょう。本当に美味しそうでした
by ヴェール (2017-10-24 23:04)
おはようございます^^
ご心配頂きありがとうございます。
by mimimomo (2017-10-27 06:59)
とてもいいお天気で、展望もよくいい山行になりましたね。
私もよく行く山です。冬でも下山された尾根は明るく雪も深くなく4本軽アイゼンでいけます。冬景色もすばらしいです。
by Jetstream (2017-11-06 10:34)
Jetstreamさん
この山行の前に貴ブログの2011,12,14,16年の4回のレポを拝見しました。
12,16年では北アルプスもはっきりと見えていて、素晴らしい眺望ですね。
金ヶ岳にも行ってみたいです。
by ヴェール (2017-11-06 21:51)
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by Cialis kaufen (2018-04-14 02:43)